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インタビュー
本城 真人
大阪 ミナミホストクラブ
ADAM
(アダム)
本城 真人
大阪・ミナミに4店舗を構える「Group M」を率いる本城真人オーナー。ミナミエリアでいち早く「1部」という業態に目をつけた高い先見性と、教育と遊びを通してスタッフを育成する手腕を持つ本城オーナーに、自らのホスト観とグループへの思いを語ってもらった。
本城 真人
誰もが認める“ミナミNo.1”を目指して

Q. 本城オーナーが10年前にホスト人生をスタートさせたのが…言わずと知れた「Prince Club Shion」。そこでの経験が後の人生観に影響を与えたとか?
A.今の自分の土台は間違いなく、そこにいた頃にできあがりましたね。約2年いたんですが、入ったばっかの頃はルールもシステムも何も分からなかったですから。でも、幸運にもわりと早くから結果が出て、1年くらい経った頃には店長をやらせてもらえるようになってました。

Q. 充実してたんじゃないですか?
A.もちろん。でも、店長として店の経営に関わるようになってくると、やっぱり「独立」という言葉が頭に浮かんでくるですよ。それで、今の会長と2人で新しく店を作ることになったんです。

Q. 「Group M」の歴史が始まったわけですね。独立するにあたって不安はなかったんですか?
A.めちゃめちゃありましたよ。不安とプレッシャーだらけ。でも、それ以上に“自分が理想とする店を作りたい”という気持ちが大きかったんですよね。

Q. 理想としていたお店とは?
A.それまでいた「シオン」が大きな店で、ホストをするには1番いい環境だったんですけど、もっとのびのびとできる店を作りたいな、と思ってました。それで店をオープンさせたらすぐにけっこう忙しくなったんですよ。で、オープンして1年半くらいした時に拡大移転することを決めました。

Q. それが今の「CLUB ADAM」だと。かなり広いハコに移転されたんですね。
A.最初は大変でしたね。いくら小バコで忙しくしてたといっても移転したらスカスカですし。でも、無我夢中でやってたら、いつの間にか忙しくなってきて、スタッフもどんどん増えてました。

Q. 「Group M」が軌道に乗ってきたということですね。現在の「CLUB ADAM 1st」、「CLUB ADAM 2nd」、「CLUB eve」、「CLUB MARIA」の中で転機になったお店ってあるんですか?
A.「イヴ」を1部専門にした時ですかね。当時の大阪にはまだ「1部」という文化がなかったんですよ。でも、僕は絶対に1部の時代が来ると確信していました。実際に1部専門として「イヴ」を再スタートさせたら、もちろん最初は苦戦しましたけど、最終的には思っていたとおりの結果が出ましたね。

Q. ミナミのホスト業界の流れが変わった、といっても過言ではない出来事ですよね。
A.僕としても絶対に成功させなければならない店でしたからね。大きなプレッシャーがありましたよ。

Q. そこから現在の計4店舗までお店を増やしていって…順風満帆ですよね?
A.そんなことないですよ。店をオープンさせる時にはそれぞれの店のコンセプトや特色を考えて打ち出しているつもりですけど、営業を続けているうちにやっぱり「店を大きくしたい」という気持ちが先走ってしまって、思っているとおりの店づくりができていないのが現状ですね。それぞれの店の色分けをするのは本当に難しいですよ。

Q. 今後はどういった展開を考えてらっしゃるんですか?
A.店をどんどん増やしてグループを大きくしていくことはもちろんですけど、今のところはとにかくミナミで1番のグループになることですね。

Q. 本城オーナーの“ミナミで1番”の定義は?
A.今の大阪には誰もが口を揃えて「1番」だって言うような飛び抜けた店ってないじゃないですか? 別に売上を言い合うわけでもないですし。でも、ホストクラブのお客さんは女の子たちですから、大阪で遊んでる女の子たちの口から当たり前のように「Group M」の店の名前が出るようになったら、それが「1番」だと思うんです。飛び抜けた“ミナミNo.1”になりたいですけど、そのためにはキャスト力をはじめ、まだまだたくさん努力しないといけませんね。
本城 真人
遊びを通してスタッフ同士の絆を深める

Q. それでは、本城オーナーがグループを率いるにあたって最も心がけていることって何ですか?
A.スタッフ同士の人間関係ですね。それに尽きます。その中で僕が重要だと思ってることは遊びですね。

Q. 遊び、ですか?
A.一緒に遊ぶことで人間関係って良くなっていくんですよ。先輩・後輩の垣根をなくして遊ぶことで距離が縮まりますからね。たとえば、入ったばっかりの新人がヘルプで席についた時に、口座のスタッフに遠慮して全然話すことができない、なんてことがあるじゃないですか。でもそれじゃチームとしてお客さんを喜ばせることができませんから、そういうのは良くないな、と。一緒に遊んでると、そういうのがなくなっていくんですよ。新人の子が、みんなで遊んだ次の日に接客が変わる、なんてこともたくさんありますよ。だから、グループのメンバーで頻繁に遊びに行ったり旅行に行ったりするのも大事なんです。ま、自分が遊び好きだってことも大きいですけど(笑)。

Q. 遊び以外ではどんなことを教育してるんですか?
A.人の話を聞く姿勢を持つことだとか、まわりのスタッフを見て「自分はあの人みたいに上手くできない」と諦めさせないこと。正直、やる気がある子は普通に仕事をさせてるだけで勝手に伸びていくんです。でも、そんなスタッフの姿を見てネガティブになってしまう子が必ずいる。そんなの、僕から見たら「なに自分を特別扱いしてんねん!」って感じですよ。

Q. 最初から高いポテンシャルを持っているスタッフだけを集めてベストなチームを作る、という発想ではないんですね?
A.全然違います。むしろ店に入ってから成長した人間が何人いるのか、というのが店の力だと思ってます。

Q. 最終的にはどんな人間になって欲しいと思ってるんですか?
A.人間力をつけてあげたいな、と思ってます。

Q. 人間力、というと?
A.礼儀だとかマナーだとか…いろいろありますけど、すべて含めて「ここを辞める時に立派な社会人になっている」ということですね。僕が「シオン」でそうだったように、人間としての土台をここで作ってあげたいと思ってます。

Q. そうやって人間力を育てた結果、店を辞めて独立してしまう人もいるんじゃないですか?
A.いますね。可愛がっていたスタッフが店を辞めるのは寂しいですけど、でも、そうなるように育ててるわけですから嬉しいですよ。店を辞めて自分で何かを始めた元スタッフが店に遊びに来たてくれたり、相談しに来てくれたりすることがあるんですけど、本当に嬉しいですよね。僕も「シオン」と今でも仲いいですし。

Q. 「Group M」では年に2回、表彰式がありますよね? これにはどんな意味があるんですか?
A.モチベーションを持って仕事をして欲しいから表彰式をやってます。「売上」とか「指名本数」だけでなく、「マイクパフォーマンス」や「新人賞」、ほかに「ベストドレッサー」、「出勤態度」なんて表彰もあるんですよ。いろんなタイプのスタッフを表彰することで、ホストといってもいろんなスタイルがあるってことを教えてあげたいですね。
本城 真人
ホストクラブは男のステージ

Q. 本城オーナーが考えるホストの楽しさって何ですか?
A.まずは稼げること。あとは、同世代の人間がたくさん集まってるってことだとか、スーツを着て仕事ができることだとか。ホストクラブって男が自分を1番カッコよく見せられるステージというか、見せ場だと思うんですよ。着飾って遊びに来てくれる女の子にスーツを着て接客するって、なかなかないじゃないですか?

Q. 確かにそうですよね。
A.でもホストって、“売れる”ことと、しんどさが比例するんですよね。どんなにプライベートで嫌なことがあっても店に出たら絶対に顔に出せないですし。よくスタッフには「身内が死んでも笑わなあかん商売やで」って言ってるんですけど、本当にそのとおりで。でも、それを補って余りあるほど楽しい仕事だと思いますよ。今は自信を持って言えますね。
本城 真人
ここでインタビュー中のVIPルームに相葉鉄雄「CLUB ADAM」代表、雨柳京河「CLUB eve」代表、吉川豊「CLUB MARIA」代表の3人が乱入!

Q. 本城真人オーナーってどんな人なんですか?
A.吉川 仕事する時と遊ぶ時で全然違いますね。一生懸命仕事して一生懸命遊ぶというか。そんなところは僕も勉強させてもらってます。 相葉 でも遊ぶのはいいですけどあんまりケガはしないでくださいね。

Q. ケガするくらい好きなんですか?
A.相葉 そうなんですよ…。オーナーはマリンスポーツが好きで、この間も腕を骨折してまして…。

Q. そうなんですか!本当に一生懸命なんですね。
A.雨柳 メリハリなんですかね? 仕事する時は仕事するし、遊ぶ時は遊ぶし、怒る時は怒るし。 本城 …えっ!? ただの気分屋ってこと?(笑)
Group M
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