2025年12月22日(月)
【GARDEN】深瀬 灰まみれになった夜、初指名ももらった。逃げ込んだ世界で得たやりがいとは

大学生活に生きづらさを感じ、「逃げ場が欲しい」という思いで歌舞伎町へ飛び込んだ深瀬さん。
華やかなイメージとは裏腹に、最初に待っていたのは地味な作業と厳しい現実でした。
それでも、先輩や仲間、そして自分を選んでくれるお客様の存在が、彼を前へと押し出していきます。
人見知りだった大学生からホストとして成長した4年間を伺いました。
華やかなイメージとは裏腹に、最初に待っていたのは地味な作業と厳しい現実でした。
それでも、先輩や仲間、そして自分を選んでくれるお客様の存在が、彼を前へと押し出していきます。
人見知りだった大学生からホストとして成長した4年間を伺いました。

ー逃げ場が欲しくて飛び込んだ、ホストの世界
人の目を気にしやすく、もともと引っ込み思案な性格だったこともあり、一般的には「大きなチャレンジ」と捉えられるこの選択も、当時の深瀬さんにとっては、ほんの少しでも自分が呼吸しやすい場所を探すための一歩でした。
そんな選択肢が自然と視野に入っていた背景には、夜職で働いていたお母様の存在もあります。
幼い頃から夜の世界を身近に感じていたそうです。
「始めるまでは、ぶっちゃけちょっとホスト舐めてたところもあったので」とも話されており、
ホストという仕事をどこか気軽に考えてしまっていた部分もあったといいます。
「始めるまでは、ぶっちゃけちょっとホスト舐めてたところもあったので」とも話されており、
ホストという仕事をどこか気軽に考えてしまっていた部分もあったといいます。

ーイメージの華やかさと、現実のギャップ
華やかな世界を思い描いていた深瀬さんですが、実際に入店してまず感じたのは、
その裏側にある地味な作業の多さでした。
その裏側にある地味な作業の多さでした。
「ホストって華やかなイメージだったんですけど、地味な仕事が多かったり」
特に最初の頃はテーブルマナーにも不慣れで、うまく立ち回れずに注意されてしまう場面もあったといいます。
入店3日目には、おしぼりの動きがお客様の気に障ったことで、灰皿をひっくり返され灰まみれになるという厳しい洗礼を受けることに。
「入店して3日目とか…手の動きがうるさい!! と、テンコ盛りの吸い殻をかけられたりとか」

ーお店を選んだ理由。人として見てくれた面接
深瀬さんは入店前、3〜4店舗くらい体入や面接を受けていたそうです。
その中で今のお店を選んだ決め手は、面接担当者の向き合い方でした。
「ここのお店は、やっぱり面接担当してくれた人がしっかりしてましたし、業務的じゃなくてちゃんと人として見てくれて」
実力だけでなく人柄を見てくれた温かさに惹かれ、その印象は入店後も変わりませんでした。
挨拶や時間を守るといった基本を大切にする先輩ばかりで、未経験者へのフォロー体制も整っているといいます。
「上司がしっかりしてて…(スタッフも)当たり前のことを当たり前にできるような人たちばかりです」

ー指名がくれる実感。自分の頑張りが見える瞬間
そんな環境の中で、深瀬さんがやりがいを強く感じるのが指名の瞬間です。
「指名で長くきてくれることが1番嬉しいですね」
彼のスタイルには、無理をさせないというスタンスがあります。
シャンパンを強くお願いしたりせず、相手のペースを尊重する。
その距離感が、安心して会いに来られる理由になっているようです。
そんな深瀬さんの最初の指名は、灰まみれの厳しい洗礼を受けた入店3日目に訪れました。
心が折れそうな出来事と同じ日に、自分を選んでくれる人が現れたことが、大きな支えになったといいます。
その後は経験を重ねるごとに指名も増え、売上は新人時代の約10倍にまで成長。
華やかさとは裏腹に積み重ねが求められる世界で、
努力が確かに成果として返ってくることを、深瀬さん自身が体現してきました。

ー先輩から学んだことと、成長していった日々
売上が伸びていく中で、深瀬さんが大切にしてきたのは、
先輩たちの姿勢を徹底的に観察し、良い部分を自分に取り入れること。
「先輩方が各々、自分のスタイル持ってる感じです」
「いいところを1つずつ自分に足りない部分に取り入れる」
ヘルプに入るたび、先輩の言葉や立ち振る舞いを細かく見て学んできたといいます。
その積み重ねが、今の深瀬さんの接客スタイルのベースになりました。

ー人見知りだった自分を、どう変えていったのか
最初から接客が得意だったわけではなく、深瀬さんはホストとは真逆の人見知りだったといいます。
それでも、先輩に助けられながら失敗を重ね改善することで現在のスタイルにつながり、接客も「嫌いではなくなった」といいます。
今では教える側として、背中で見せる側に。
「自分が一番意識してるのは、背中で見せるじゃないですかね」
「それをまた盗んでもらえれば」
毎日しっかりお客様に来てもらえるように動く姿勢で、自然と学んでもらう。
そんな手本でありたいと話します。
そんな手本でありたいと話します。
ー継続力と、「この店で続けたい」という思い
もともと継続が得意ではなく、大学も中退してしまったという深瀬さん。
それでもホストだけは続けられている理由を尋ねると、迷いなくこう答えてくれました。
「続けられた一番大きい理由は、メンバーが好きだから」
仲間への信頼と、この店をもっと良くしたいという思いが、
この場所で頑張り続ける原動力になっています。

ー将来はこのグループの経営側へ
深瀬さんの大きな目標は、グループの経営側に回り、店舗の拡大。
「最終的には、このグループの経営側としてやって行きたいです」
自分の弱い部分を変えてくれたこの環境を、次の世代にも受け継ぎたいという思いがあります。
今は数字のつくり方や、スタッフとの距離感バランスなど、必要な力を1つずつ磨いている最中。
ーやる気があれば誰でも変われる
インタビューの最後、深瀬さんはこれからホストを目指そうしている方に、
とてもシンプルなメッセージを残しました。
とてもシンプルなメッセージを残しました。
「やる気があれば誰でも変われる」

接客が苦手でも、人見知りでも、逃げるように歌舞伎町へ来たとしても。
心構えで変わることができるし、挑戦できる。
そんな力強い言葉が印象的でした。
【GARDEN 店舗情報】
所在地:新宿区歌舞伎町2丁目30-13 高島ビル2F
営業時間:20時00分 ~ 25時00分
お問い合わせ:03-6302-1904
店舗:Instagram / TikTok
深瀬:X / TikTok









