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2020-08-19

smappa! Group MUSASHI General Manager インタビュー

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smappa! Group MUSASHI General Manager インタビュー
Q.ナイト業界に携わられ何年でしょうか? 
今年の12月で16年です。 playerは8年でそれからは運営側の仕事をしています。 

Q.smappa! Groupは現在何店舗? 
6店舗あります。 

Q.主にどのようなお仕事をされているのですか?
6店舗を統括しています。 イベントの企画や人材の教育に携わる仕事をしています。 

Q.コロナの問題ですがGroupでの対策はどのような事をされていますか? 
まずSmappa!Groupの従業員は出勤前に自宅で検温をし、各店長に報告します。 基本的には37.5度(国が定めている基準値)を上回ったら、自宅待機してもらう。 自宅での検温だけではなく、出勤時に再度検温し、37.5以上の場合は店舗に出勤せず自宅待機してもらってます。 発熱がなく出勤する従業員は、手指の消毒、接客時のマスク着用など区のガイドラインに沿って対策しています。 店舗入口には消毒マットを設置し、入店時には従業員、お客様や取引先の業者にも協力していただき靴裏消毒をしています。 また、特にお客様にご協力いただいるのが、チェックシートへの回答です。弊社でチェックシートを用意し、お客様の体温、渡航歴、名前、連絡先などを記入していただきます。 もし万が一があった場合、濃厚接触者としてお伝えができるように情報を保管しています。 お客様に発熱症状が認められる場合には、お通しできない旨をご理解をいただいています。 

Q.お客様でマスクが無い方が来店された場合? 
マスクをお持ちでないお客様には、マスクをお渡しするようにしています。 従業員もマスクを付けて接客します。 

Q.シャンパンコールなどラッパ飲みグラスの共有は? 
こちらもガイドラインに従って行っています。最小限の人数でマスク着用を徹底。ラッパ飲みや回し飲みは禁じています。 シャンパンコールの醍醐味がなくなってしまったと感じる方もいらっしゃると思いますが、従業員とお客様を守るための対策を徹底しています。 シャンパンコールをしてはいけない!と考える事業者もいるが、新宿区のガイドラインではシャンパンコールをするなとは言っていません。 シャンパンコールが問題になる理由は、マスクしないで大声をだすと飛沫感染につながるからです。 だからマスクをしっかりして、人数も最小限に、お客様に飛沫がかからないようにいつもより離れてコールをすることで対策になると考えています。 

Q.マドラーはどうでしょうか? 
マドラーはお客様用、担当ホスト用、ヘルプホスト用の各々で用意しています。 

Q.従業員に他気を付けていることはありますか?(行動制限など) 
自分たちが保菌していると思って行動しなさいと常々伝えています。 営業後にお客様とアフター行くとき、お酒が入っていることもあり マスクを外して、カラオケなどの換気が悪い場所で盛り上がってしまうと危険なんだよ。と。 極力アフターにはいかないように、もし行く場合、人が密集するような場所、 狭めのアフターバーやクラブ、混雑している居酒屋にはいかないようにと伝えています。 

Q.徹底されてるという事ですか? 
100%管理できているかと言われれば、そうではないかもしれませんが、従業員とお客様の健康を守るために徹底できるよう努力しています。 

Q.コロナ前との変化はありますか? 
もちろん売上は、今年の頭より下がりました。 店舗休業期間もありましたし、今までと同じように営業を行うことはできません。 迎え入れるお客様の人数を、以前の50%にして、店内に人が密集せず安心して楽しめる場所を提供したいと考えています。 

Q.ホストの醍醐味であるバースデーや昇格祭のイベント取材はどうなりました? 
行う予定だったイベントは、全て延期としました。 6月にアピッツが移転OPENしましたが、イベントは行わず、通常営業として始めました。 

Q.誕生月の従業員は照準をその月に絞っていたりしていたのでは? 
4/7から店舗休業したので、開催できなかったですね。 

Q.閉められた期間はどれくらいですか? 
1ヶ月ほどでしょうか。ただ営業する、ただ休業するという話ではなくて、感染拡大防止の対策を行った上で ご理解とご協力をいただけるお客様が「来店したい」ときのために門戸を開いておくことは大切だと思います。 

Q.その閉めてる間の従業員の管理や保証はどうでしたか? 
4月は実際5日間ほどしか営業できずで、4店舗が月給制で2店舗が日給制なんですが、 通常通り営業が行われたと仮定した、最低保障給を支払いました。 日給制のところだと、5日しか出勤してないですが、25日分出しました。 

Q.売上は5日分しかなかったわけですよね? 
月給制を採用している店舗は、固定給なので、5日の店舗出勤でも通常時の固定給を支払いました。 

Q.店舗に対しての保証(国や地方など)はスムーズに行われた感じでしょうか? 
助成金の申請しています。大家さんへの家賃交渉も行いましたが、応じられなかったそうです。 家賃などの固定費が変わらなかったので、他のところで経費削減しました。 従業員とのレクリエーションもできない状況でしたので、 4月から交際費は使用しないようにしましょうなど。 個人の持続化給付金の申請は弊社の税理士に相談して申請しました。 僕が個人的に大変だったのは従業員のケアでした。 お店が営業できないと、従業員にはお客様が離れてしまうという不安があります。 僕や運営の人間が一人当たり20人ぐらいの従業員を担当して、電話で 毎日生活できてるか?ご飯食べれてるか?不安はないか? などヒアリングを行っていました。お客様が離れてしまうことは不安だと思うが、外出しないように。 店舗休業時には、Zoomを使って スマッパアカデミーという講習会を行っていました。 ベテランホストが講師を務める接客講習や、SNSコンサルタントによるSNS講習、 ソムリエがワイン講習を行ったり、エクセル、ワードなどPCスキルを身につける講習などを行いました。 従業員たちはホストをやりに入ってきてるので、なかなか参加率は良くなかったが、知識と教養を身につける機会を活かせた従業員もいました。 

Q.寮問題、集団生活の対策はどうされてましたか? 
寮でクラスター化してしまうのではという話は、区や行政の方々と何度も話が出て、 Smappa!Group内でどのように対策しようかと思案し、衛生管理部という部署を立ち上げました。 お客様のチェックシートの作成や、店舗の様子を現場でチェックし、消毒ブースがあるか スタッフルームは整頓されているか?など衛生面のチェックを行っています。 集団生活を行っている寮についても、衛生管理部が定期的に視察し、改善すべき部分を指摘します。 プライベートをただ縛って管理しようとしてしまうと、寮生のフラストレーションになりますし、 かと言って放置できる問題でもないので、良い塩梅を探しながら衛生管理をしています。 衛生管理部はずっと続けていく予定です

Q.この自粛期間中に、SNSやLIVE配信などが広まりましたが、グループとしての動きは?
個人でSNSや動画配信サービスは取り組んでいた従業員はいましたが、会社としてみんなやりましょうという動きはありませんでした。 zoomを利用したり、ミクチャや17に力を入れたお店もあったが・・・ 個人的な考えですが、僕らの醍醐味は 肌で感じれるコミニケーションです。 ですからああいって形態は別のホストクラブというか別のものとして考えなくてはいけないと思います。 でも新しいことにチャレンジするために取り入れたのはすごく面白いなと思いますし、新しいお客様も集客できると思います。 やればよかったですね(笑) 

Q.今また感染者が増えてますが、また自粛要請がでたら・・・? 
緊急事態宣言が出たら対応せざるを得ないと思います。 1回経験してるので、従業員のケアや対策は以前よりスムーズに対応できると思います。 僕個人の見解としては、歌舞伎町では事業者の協力により、PCR検査を受ける人数が増えたから、陽性者が多く出ていると思っていて ですから第2波というような、感染が高まっているという印象は受けてないですが、安心せずに感染を広げない、もちろんクラスターを起こさないように、努めなくてはいけないなと・・・

Q.保健所や区などからこれだけはしないでほしいなど、注意喚起されてるのでしょうか?
6月から7月前半にかけて、5.6回保健所の方、区長、職員の方、会によっては、厚労省の方 感性症研究所の専門家の方がきてくれて、勉強会という形で、僕も手塚もそうなんですが 他にホストクラブ事業者の方、大手の方々もいらっしゃって、意見交換しながらお話を聞いてたんですけど、 感性症研究所の専門家の方の意見だと、おそらくフロワでウイルスが感染しているという事は あまり感じられない。なぜならみんなマスクしているし、コールも自粛してるし、マドラーとかも使い分けしているから あまりみられないけど、病院もそうらしいのですけど、油断したところで飛沫感染、接触感染があるんじゃないか?  ホストクラブのロッカールームなどバックヤードでの感染の可能性が高いとの見解が浮かびました。 営業後に酔っぱらってマスクを外して話をしたりして、感染しているんじゃないか? ですから、そこは気を抜かず、清潔に保ってほしいということを店舗にフィードバックしています。 

Q.店舗消毒はされているのですか?(業者など入れて) 
グループさんによって消毒しているかどうかバラバラですよね。専門家の方に話を聞いた時に、 菌が落ちて床にたまっているから床を清潔にしないといけない。 靴裏を清潔にしないといけないという事で、足ふきマットを取り入れました。 店全体の消毒をやりなさいとは、保健所の方々区の方々から言われてないんですよ。常に清潔に保っていれば必要ないと。 なのでSmappa!Groupではやってないです。 保健所の方の指導では、次亜塩素酸ナトリウムを含んだものや、例えばハイターを 薄めて店内をふき取ってくれと言われました。テーブルや壁、床、手に触れる部分は特に。 バーっと消毒液を撒いたりするよりも、日頃の清掃の意識の徹底が重要だと思いました。 消毒の業者を入れてる事業者を否定するつもりはありません。入れるに越したことないんでしょうけど 清潔な状態を保つことのほうが大切ですよね。 また、業者を入れる・入れないの判断にはコロナウイルスに対する認識が個人で違うという理由もあるでしょう。 僕らが信じなきゃいけないのは、保健所の方や厚労省の方の意見。信じるというか専門家の意見を受け入れなきゃいけないと思うんで 情報のソースがどこかわからないものを信じたり、エビデンスがないものを信じてしまうのは危険です。 いろんな意見が飛び交っていますが、正しい情報を正しく認識して、 正しく恐れるという事が大事だと思っています。 

Q.コロナ終息に向けて歌舞伎町の対応などを各地方にお伝えできればと。 
歌舞伎町というか、スマッパグループがそうなんですが、 早い段階から行政の方々と連携取れたことは良かったと思います。 他の地域でも僕らみたいに勉強会や意見交換会ができれば、やることに越したことがないと思う。 僕自身も衛生リテラシーが上がりました。やっぱコロナコロナってコロナ疲れしちゃうじゃないですかみなさん・・ またコロナの話題かよって飽き飽きしてしまうんですが、 勉強会があって正しい知識を得られる、新しい情報を得られると、衛生に対するモチベーションを常に持続できる 日本各地の繁華街で、僕個人としては、そういう会を開いた方がいいんじゃないかと思います

Q.歌舞伎町でオーナーさん達が情報共有するツールはあるという事ですか? 
グループダンディーのまりもさんが牽引してくれて、 歌舞伎町コロナ対策会というグループラインがあります。 

Q.正直ホスト、キャバクラがたたかれていますがどうですか? 
元々夜の業種はたたかれてきた・・・んですね。 コロナ以前からだから矛先を向けられるとか、バッシングを受けることにへこたれてなくて そんなことより、僕らが正しい知識を得て感染拡大防止に努めることが大事で、 それに尽きると僕は思います。 いろんな思いがあって営業、または休業するわけで、従業員を守るお客様を守るという意味で 決断をしてると思います。正しい知識を得てクラスターを生まないように営業する工夫や改善を継続していかなくてはいけないと思います。 

Q.区の方や保健所の方が各店を回られたと聞きましたが。 
僕も見回りに参加しました。 見回りキャンペーンも勉強会から生まれた話で、行政の方や、区の職員の方々だけで見回りをすると ホストクラブが警戒をするかもしれないので、僕たちも交えてやりませんか?ということになったんです。 職員の方々、歌舞伎町振興組合の方々、生活安全課の方々、水商売に携わってる人間 あと厚労省の方々もいらっしゃったし、いろんな方々で班で分かれて 1班で15店舗前後1時間半から2時間ぐらいで、区からのお願いと都からのお願いを お渡しして協力を求める。 感染症研究所の方々も実際にホストクラブに行ってみて、アドバイスをしてもらえるように 

Q.最後に皆さんに伝えたいことはありますか? 
営業をしていくことは重要だと思うんですよ。 一番問題は感染を広げてしまって、歯止めが利かなくなって 店を休業してしまう状況が一番僕らの首がしまると思うので、 そうならない為に勉強会を開催してもらいたいと思いますし、歌舞伎町でしたら 積極的に参加していただけたらと思います。 行政の方、保健所の方職員の方々が、僕らを締め付けようとしてるのではありません。 特に新宿区の吉住区長は寄り添ってくれます。 行政と事業者が共通認識を持って 対策に取り組んでいけたら良いと思います。皆さんと一緒にこの時期をのりこえていけたらなと 以前のように満卓ですっごい忙しい営業状況って今後は難しいと思います。 コロナだからではなく、例えばインフルエンザなどコロナ以外の感染症においても 人にうつす、人からもらってしまう、広げるっていうことをしない為に業界全体の衛生意識を高めていければと思います。 新しい生活様式というか、新しい営業スタイルを模索していかないといけないと思います。
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